2009/08/02 ●RX78
行ってきました。お台場へ。↓
う~ん。かっこええ!圧倒的な重量感があります。
行かれてない方は写真を楽しんでいただくことにして
今回はガンダムについて考察(妄想)です。
ガンダムを見たのはすでに大学生~社会人になりたての頃です。
年甲斐もなくムック本&兵器解説。それにもちろんプラモデル(まだガンプラとは言っていません。アニメの絵のままのパッケージとまだ不格好なモデルでした)。液体セメダイン&ラッカー、シンナーのお道具箱と完成したプラモデルで文化住宅の押入れがいっぱいになりました。社会人になってからも映画を見にいきました。(それも並んで・・あなはずかし)
なぜガンダムが画期的だったのか。
以前のロボットアニメとは決定的に違うことがあったからです。
それは兵器に関して非常に現実的だったから。
具体的には
1、兵器の外部化と換装
2、弾体(エネルギー)の有限性
3、補給部隊の存在
4、合体&変形シーンが減った
5、コクピットが頭部ではなく腹部にある
6、パイロットをサポートするコンピュータ
など・・
それまでのロボットアニメはマジンガーZをはじめ、ほとんどは兵器は体内に内蔵されていました。腕が折れてミサイル発射、目からビームなど、格闘戦を前提としていたからでしょうか?まずは素手で戦い、兵器は最後という極めて日本的な流れです。(最初から使えよ!)
これに対してガンダムはビームライフル、バズーカ、シャベリンなど場面に応じて武器を持ちかえます。もちろんザクもザクマシンガン、バズーカーです。エネルギー(弾)も有限です。やたらめったら撃ったりしません。弾切れは死を意味します。
日本のアニメがやっと現実の軍隊に近づいたということですね。
軍隊は、シチュエーションに応じて武器を使い分けます。
歩兵を例にとると近接戦闘なら自動小銃&手榴弾。遠距離狙撃なら狙撃用ライフル。
相手が塹壕にいるのであれば、迫撃砲。戦車相手なら対戦車砲(バズーカ)か対戦車ミサイル、ヘリや攻撃機など空からの脅威があれば、熱誘導対空ミサイルです。それぞれ携行できる量は有限です。無くなったら補給部隊から補給を受けます。ひとつの兵器ですべてOKでは有効的でもないし経済的でもありません。あたりまえですね。これが所謂「機械化歩兵」です。
体内に武器を仕込むより、武器を持ちかえたほうが簡単ですしの大口径化、換装、エネルギーの外部化(補充)が可能です。
それまでのアニメではあまり出てこなかった補給部隊も連邦軍もジオン軍ともしっかり出てきます。ともに補給に苦労するところはリアリティがありました。
かなり昔のアメリカ映画や宇宙大作戦など今から見てもリアリティがあるのは、軍隊の常識がある人が作っており、見る人も知っているからなんでしょうね。
補給(兵站)を軽視し、一対一、正々堂々の戦いに美学をおいていた日本軍(日本人)もやっとこの時点で追いついたということでしょうか。
未来戦争アニメとして良くできていたガンダムですが、未だに疑問な点はガンダムのビームライフルのエネルギーが本体から供給されるということ。。(ムック本にありました)
シャア曰く戦艦主砲並みのビーム砲ならばライフルのエネルギーが切れれば、換装はおろか活動も苦しくなるのではないかと。。
ライフルのエネルギーはマガジンにあるのでは?
そうでしょ。セイラさん。
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