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御茶ノ水妄想研究所
2009/04/19 ●使用済みのラップは燃える(燃やす)ごみ?

~「実録 鬼嫁日記」風に~

実録鬼嫁日記―仕打ちに耐える夫の悲鳴

ほとんど毎晩、一人で食べることが普通の悲しい俺。
寝静まった真っ暗の部屋に灯りをつけ、レシートと新聞広告が散乱するテーブルにため息をもらしつつ、ラップのかかった食事をチン!
コンビニで買ってきた缶入苦風味発泡性弱アルコール飲料をグラスに注ぎ、ケーブルTVのNEWSと新聞を独り言をつぶきながらの食事が至福の時間となってはや十数年。
終わったあとは、ごみは分別表を参考に、洗いものは洗い残しに気をつけつつ落ち度のないように済ませてやっと一日が終る。ふう・・・

しかし翌朝(嫁は早起)

嫁:「ラップは燃えるゴミだって、何回言ったらわかるのよ!」(怒)

俺:「へ?」

嫁:「コンビニの袋はプラだから、燃えないごみ。コンビニの袋の中にラップは入れないの!」

俺:「ラップはコンビニ袋と一緒じゃないの?プラスティックの仲間じゃないのかよ?」

嫁:「いちいちうるさいわね!使用前は燃えないごみで、使用後は燃えるごみなの!わかった!」

俺:「ますますわからない。使うと姿や名前の変わる昆虫や出世魚のようなもの?」

嫁:「あーめんどくさい。とにかくそういうことになってるの。私忙しいから、じゃあね!バタン!(ドアが激しく閉まる音)」

以上、半分以上はのんフィクションです。

う~ん!使用前は燃えないごみで、使用後は燃えるごみに・・最近のラップはユーザビリティに優れているのか。そんな新機能ができたとは聞いてないな~。

と気になったので調べてみました。

まずはラップから
毎日お世話になっているラップは以下の2社製が有名



旭化成ケミカルズ「サランラップ」

「大人に変身」 編  (30 秒)


呉羽化学(現・クレハ)木村カエラの「クレラップ」 
材質はどちらも ポリ塩化ビニリデン(PVDC)フィルム

他には
理研化学工業「理研ラップ」塩化ビニル樹脂
三菱樹脂素材「ダイアラップ」塩化ビニル樹脂
他には業務用のラップがあり ポリブタジェン樹脂

これらはすべて燃えないゴミ(プラ指定)です。

次に使用後はどうなのか?ということで調べると、これがよくわからない。
使用後に材質が変化するわけではないことは常識的にわかりましたが

なぜ、使用後は燃えるごみなのか?

分別の基準は自治体によってまちまちのようですが

横浜市の場合
http://www.city.yokohama.jp/me/pcpb/info/dashikata/das12.html

北海道 白糠町
http://www.town.shiranuka.lg.jp/web/PD_Cont.nsf/
0/EA13C170AA50549B492574940006B476?OpenDocument

「汚れているものはダメ
食品などを包んでいるラップ類で、汚れが落ちにくいもの、洗いづらいものは燃えるゴミへ」とあります。

「洗いづらいもの」このあたりがあやしい。
お寿司やさんなんかどうするのよ?と素朴な疑問がわいたところでさらに検索してみると
以下のような記事がありました。
ちょいと長いですが

http://www.sushi-ito.jp/he-200601.htm

【ラップ】
 ゴミ、廃棄物の問題については、難解なことが多いですね。飲食店もそうですが、個人の方々も地域ごとの分別のやり方についてよく分からない、自治体の清掃担当者から説明を受けてビックリしたなんてこともあるようです。お店から出るゴミはもちろん事業用ゴミですから、毎月相当なお金を支払っていますので、ゴミの量や分別については結構敏感な意識を持っているつもりです。分かりやすいということ、暮らしや私たち飲食店の実態に即して守れるルールであること、これは大切なことだと思います。
 飲食店の厨房で、ゴミに関してホントに困っているのは、ラップの扱い。どのお店に聞いてもみんな混乱、困惑の体。飲食店というのは、これはもうラップなしでは生きていけない業種なんです。かなり大量にラップのゴミが出ます。魚のアラが付着していたり、油が付いていたり、だいたい汚れています。ある方に依頼して、行政の担当にお尋ねしてもらったのですが、汚れたラップは洗って不燃ゴミ、つまりプラスティック類ということで出して下さい、これが原則です、とのこと。でもねえ、使用済みのラップは、キッチンの仕事をした方ならどなたでもお分かりになると思いますが、すぐにくっついたり、しわになったり、くちゃくちゃなわけで、それに油とかいろいろべったりついているのを洗うなんて芸当はできっこありません。それを戦場状態にある飲食店の厨房でやれってこと自体無理ですよ。ラップ洗浄専用の人間を雇わないといけないくらい(笑)。
 行政に尋ねて下さった方は、次のように言っています。
「そうはいっても、ラップを洗いにくいということは行政も承知らしく、とても汚れたラップが仮に可燃ゴミの袋に入ってしまったとしても、大量でなければしょうがない。汚れたラップだけのゴミの袋となるとこれはルール違反が明らかに分かるから、あまり目立たぬようにそっとね。てなことを非公式に言っているようだ。実際は今みんなそういうことになっているんじゃないのだろうか。」
 表だっては言えないのでしょうが、毎日のことなのですから、みんなに分かりやすく解説してもらいたいし、意見も聞いてほしいですよね。
 東京で言う『不燃ごみ』という言い方もなかなか微妙なものがあります。ラップが不燃ごみに分別されるなら、それにするのが面倒だから、可燃性のラップを作ってよ、と言いたくなります。でも、不燃ごみは、どうも東京あたりの場合では、破砕して、金属などは回収した上で、中央防波堤あたりに埋めていると聞きます。『不燃』じゃなくて、『埋め立て』か『埋設』の方が合っていることになりますよね。
 一方、容器包装リサイクル法というのがあって、スーパーとかはお金を政府に払っているらしい。販売された商品を包んでいたラップは、そのお金でリサイクル、あるいは処理されているという話もある。個人の家で使ったラップの処理にはその金は適用されない、同じラップなのにね。いやあ、難しい。ホントにやさしく解説してよ、分かりやすく。

以上

結論は
「原則は燃えないごみだけど、洗う手間なんか考えたら効率悪すぎで、逆に資源の無駄使いなんで、まあ、いっか」ということなんでしょうね・・。

最後にサランラップのページで見つけたいいハナシ。サランラップの名称は開発者の妻の名前だった。(サラさんとアンさん)
 sara.jpg
詳しくはこちら↓
http://www.asahi-kasei.co.jp/saran/motto/history/index.html

いいハナシだな~。


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