ジョブズのサイン
部品トリ用に中身だけ持っていた裸のMacintoshSE。段ボールにしまっておくのも忍びないので、箱だけオークションで仕入れました。黄ばんで傷だらけの箱。しかし内部を見てビックリ。開発者のサインがあるではありませんか!もちろん、スティーブ・ジョブズ、スティーブ・ウォズニアックのサインもあります。Macintosh 128KからMacintosh Plusといった初期の筐体にあるとは聞いていましたがSEにあったとは驚きです。ちなみに所有するSE、SE/30×2台にはありません。
このサインについて Apple/Macテクノロジー研究所
https://appletechlab.jp/blog-entry-56.html によると
~これらのサインが集められたのは1982年2月のことだった。スティーブ・ジョブズは自分たちが開発しているMacintoshは単なる工業製品ではなく、芸術作品であると感じていたこともあって、鋳造する金型の内側にチーム全員のサインを入れることを思いついたという。
この金型は大変高価なものだったこともあり、いわゆる金型代の償却ができず、結局サインを刻んだケースの金型は後のMacintosh PlusはもとよりMacintosh SEの頃まで手直しを続けながら使われることになる。その課程でケースの金型を修正する度にサインのいくつかはその位置によっては消されることになった。~
今回手に入れた筐体は1991年製ですから償却がまだ終わらない期間に作られたものということですね。開発者の名前を製品に入れるのはAdobeソフトウェアではよく見られますがハードウェアに入れるのは珍しいのではないでしょうか?
ジャンク品を購入すると思いもしなかった品が手に入ることがあります。30年の時を経て偶然入手できたことは嬉しい出来事でした。ジャンクの神様ありがとう!
ちなみに1982年といえば総理大臣は鈴木善幸、ホテルニュージャパン火災、テレホンカード発売。ヒット曲は、 あみん:「待つわ」 薬師丸ひろ子:「セーラー服と機関銃」 ドナルド・フェイゲン 『ナイトフライ』 パソコンではPC-9801(キューハチ)発売。
私は大学を卒業し就職した年で、パソコンには全く興味がありませんでした(笑;
最下部の写真 左:Stephen Gary Wozniak 右:Steven Paul Jobs