2017年GW 古里巡礼 その弐
さとごころがついたので
つい、帰ってみようかと・・
海は広いな 大きいな
月がのぼるし 日が沈む
海は大波 青い波
ゆれてどこまで続くやら
海にお舟を浮かばして
行ってみたいな よその国
お唄通りの景色に恵まれました。ほとんどの季節は穏やかなことは少ないし、冬は鉛色の空、雨と雪、強風と大波。海の向こうには行ってみたいとは思いません。・・・こうなるとよい子は家に閉じこもって、プログレ(ロック)、マンガと文庫本、プラモデルとシンナー(笑)こうしてネクラ(死語?)でマニアックな人間が出来上がります。
遊歩道から土手を行きます。旧浜坂港は完全になくなり、二本の川が流れ込む河口もきれいに整備され、ゴカイを漁った浅瀬は底も見えます。
赤い橋を渡り対岸の農道を進みます。のどかですね。境界には獣よけの電線があります。イノシシでしょうか?
山陰線の鉄橋が見えてきました。線路を越えるべく土手を進みましたが転倒の危険を感じて撤退。たしかこの先はラチス橋があったはず・・
気をとりなおして、「ちゅーれいとー」に転進!
「ちゅーれいとー」は忠霊塔。町が見渡せる小山の上は幼稚園遠足の定番。幼稚園児に忠霊塔の意味がわかるはずもありません。広場には、かんぽの宿(浜坂荘)ができ、現在は特別養護老人ホームになっています。忠霊塔は昔のまま、日露、大東亜戦争の戦没者が祀られています。真面目に戦没者名簿見たのは初めてかも。。拝礼。
再び橋をわたり、戸田の集落から旧大庭小学校に向かう土手上を進みます。前方には何やら立派な道が・・
高速道路のようです。調べると 山陰近畿自動車道「浜坂道路」
餘部IC~浜坂ICまで9,8キロ、今年の冬には開通とあります。浜坂IC地点道の駅が建設中でした。いや~すごい。といっても東京在住者にとっては、恩恵はまだまだ先のようです。
バイガモで有名な田君集落の入り口に向かいます。名前はデカイがミルクは薄い「近畿乳業」の跡地は、重機置場に。学校給食は今でもあるのかしら?好きな献立はカレーシチュー、冬には凍る牛乳と味のないコッペパンでいただきました。「バイガモ」は鳥ではありませぬ。(調べてね)
七釜温泉入口です。昭和な歓迎ゲートをくぐり、また橋を渡ります。七釜温泉は田んぼの中の温泉です。町内に温泉がでるまでは、一番近い天然温泉でした。河口から約4,7キロ、50分、疲れてきました。
「七釜温泉 ゆ~らく館」到着です。ほぼ開店時間にかなりの車、関西ナンバーがほとんどで、地元の人は少ない模様。まあ当たり前か・・・。
施設内部も明るく清潔です。湯桶は硬いケロリンでした。関西サイズ?
内湯はちょっと熱め。露天風呂はとても気持ちがいいです。聞こえるのは鳥のさえずりではなく関西弁なのが残念なところ。とても快適でした。お風呂上りはアイスを片手に神戸新聞に目を通し旅行気分。
すっきりしたところで帰りましょう。実家まで3キロ。国道沿いはそれなりに賑やかですが、旧町内に入ると一変。車も少なく人にも会いません。空き家、空地も多いですね。乗客が見えない湯村温泉行の全但バスが、通り過ぎていきました。サミシー。
その弐おわり、その参につづく